新技術創成研究所国際セミナー「世界で活躍する技術者育成を目指して ~ドイツに学ぶマイスター&研究者育成法~」“For Next Generation World-Wide Leading engineers” – Learning from Deutsche Meister & engineer Training Methods – を開催しました(3/21) | 長崎総合科学大学 新技術創成研究所
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新技術創成研究所国際セミナー「世界で活躍する技術者育成を目指して ~ドイツに学ぶマイスター&研究者育成法~」“For Next Generation World-Wide Leading engineers” – Learning from Deutsche Meister & engineer Training Methods – を開催しました(3/21)

2017/03/29

新技術創成研究所基礎科学部門主催にて国際セミナーを3月21日(火)に長崎総合科学大学グリーンヒルキャンパスで開催し、企業の方々をはじめ学生・教職員ら約60名が参加しました。

 

セミナープログラム

 

本学はATLASに参加の下島教授、ALICEに参加の大山教授、浜垣教授と欧州原子核研究機構(CERN)との結びつきの強い大学です。今回は「世界で活躍する技術者育成を目指して ~ドイツに学ぶマイスター&研究者育成法~」と題し、CERNで国際共同研究を推進するドイツの教授二名を招待し、日本の将来を担う科学者・技術者の育成について議論しました。

 

 

基調講演「ドイツに学ぶ – 次世代を率いる技術者・科学者のための物理教育」by J.Stachel

 

講演資料 | 日本語コメント by M.Ogino

 

基調講演では、元ドイツ物理学会会長、ドイツ・ハイデルベルグ大学のヨハナ・シュタッヘル教授が「ドイツに学ぶ – 次世代を率いる技術者・科学者のための物理教育」“Ensuring the physics education for a next generation of world-wide leading scientists and engineers - some lessons from Germany”と題して講演いただきました。講演ではまず、物理は我々の社会の至る所で応用されていることと、学校における正しい物理教育の重要さを強調され、ドイツの物理学者の人数の減少とそれによる物理学専攻の人数の減少、日本における「理系科目」である”STEM”の履修人数の減少に対する危機感を述べられました。また、ドイツにおいても、物理教育を、物理を専門に学んだことのない教員が行っている問題と、物理教師として何が要求されるかを議論し、SFZ(Schülerforschungszentren - 学生研究センター)の取り組みをはじめとした、小中学生らに科学への興味を持たせるための様々な取り組みを紹介しました。

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基調講演「ヨーロッパにおける先端科学技術国際共同研究 – LHC実験等を例に」by P.Braun-Munzinger

 

プレゼンテーション | 日本語コメント

 

続いての基調講演としてヨーロッパにおける原子核・高エネルギー物理分野を永く牽引されて来られた、ドイツ・GSI研究所のピーター・ブラウン-ミュンツィンガー教授に、「ヨーロッパにおける先端科学技術国際共同研究 – LHC 実験等を例に」“International Collaboration in Science and Technology in Europe - with LHC experiments and a Helmholtz alliance (EMMI) as main features”と題して講演していただきました。CERNのLHC実験とGSI研究所とEMMI研究協力連合の運営を例にしてヨーロッパにおける先端科学技術研究がどのようにして行われているのか、また、科学者が研究しやすい環境とはなにかということを日本の将来を見据えて述べられました。

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講演「物理学における日本人女性の活躍の場を求めて」by M.Shimomura

 

プレゼンテーション

 

次に、高エネルギー原子核実験物理学者としてアメリカをはじめ世界で活躍し、現在奈良女子大学研究院自然科学系物理学領域助教の下村真弥先生が「物理学における日本人女性の活躍の場を求めて」”Promotion for woman’s activity in physics”と題して、物理学を含めた女性科学者に対する偏見と認識の差、日本と世界の対応の違いについて講演いただきました。子育てをしながらの研究生活等、ご自身が経験した様々な事例や研究結果を元に、女性に対する偏見を多くの人が無意識のうちに持っているのだということを説かれ、それでも女性科学者として戦い続ける意気込みを語られました。

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講演「長崎総合科学大学が目指す日欧国際共同研究 〜CERN-ALICE実験〜」by K.Oyama

 

プレゼンテーション

 

最後に、本学より基礎科学部門部門長の大山健教授が「長崎総合科学大学が目指す日欧国際共同研究 ~CERN-ALICE実験~」”NIAS’s vision for European-Japan international scientific collaboration – ALICE experiment at CERN”と題して、物理学専攻の少ない日本の大学の現状と、日本において珍しい本学における取り組みと、その将来像について講演を行いました。

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