光量子等の効率的計測・データ処理技術開発を進め、その成果を高エネルギー原子核物理学実験研究、非破壊検査等への技術応用を目的とする。
研究メンバー
- ■ 部門長:浜垣秀樹 特命教授 (平成28年3月まで東京大学教授)
- ■ 協力研究員:元田良一(サイエナジー株式会社代表取締役社長)
- ■ 協力研究員:越牟田聡(サイエナジー株式会社)
- ■ 協力研究員:阿部圭一(サイエナジー株式会社)
- ■ 協力研究員:大山健(長崎総合科学大学新技術創成研究所教授)
本研究所特命教授 山邊時雄先生は、京都大学教授、本学学長、特任教授、NPO産業技術振興機構長崎の理事長などを歴任され、数々の世界的な研究業績をあげられるのみならず、日本のまた長崎の科学技術の発展に尽力されてこられました。
特に現在広く世界中で使用され、話題になることの多いリチウムイオン二次電池につきましては、研究開発の黎明期から関与され、その基礎を築かれたお一人であることは、皆様ご承知の通りです。
これは、共同研究者でもあった白川英樹先生との出会いに端を発するものですが、京都大学研究室での先任である福井謙一先生から引き継がれた量子化学に関する優れた理論的素養と、世界の先端技術を俯瞰する幅広い視野のもとに展開された長年の研究の成果であり、本学においてもその更なる高性能化に教員、学生とともに取り組んでこられました。
ご存じのように、福井先生は1981年、白川先生は2000年にノーベル化学賞受賞されています。
これからの日本を発展させるためには、地方の力を結集することで、グローバル化の波を乗り越えながら、地方創生を具現化していかなければなりません。
本研究所としても、リチウムイオン電池の負極開発の先駆者である山邊先生を、ノーベル賞の候補者としてプロモートすることで、長崎県へグローバルな地方創生の風を吹かせたいと考えております。
本寄附研究部門は、皆様方のご協力により、それを組織的に推進するための枠組みでもあり、また山邊先生の研究活動をさらに支援して、地域の活性化につなげたいと考えております。
皆様には以上の趣旨を御理解いただき、特段のご配慮、ご支援の程心からお願い申し上げます。