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【大賞を受賞】山邊時雄 特命教授 が 長崎県科学技術賞大賞を受賞しました
2020/03/19
令和元年度 長崎県科学技術大賞表彰において、山邊時雄(やまべときお)特命教授が『新規なナノ炭素質半導体のリチウムイオン電池・キャパシタへの応用』の業績が認められ、
【長崎県科学技術大賞】を受賞しました。
山邊 時雄 特命教授
【受賞対象の研究内容】
2019年度ノーベル化学賞はリチウムイオン電池の【実用化】でありました。山邊時雄特命教授の研究はそのリチウムイオン電池の実用化を下支えする【基礎的研究】を世界に先駆けて行い、成果は世界的に高く評価されて1997年に『日本化学会賞』を受賞しています。
具体的には、実用化初期のリチウムイオン電池の負極は山邊教授が発見・開発した『PAS(新発見のポリアセン系材料)の一種』であると評価されており、リチウムイオン電池材料の理論的・実験的な発見に大きく寄与しました。最近の成果としては、その発展型であるPAHs(多縮合環芳香族炭化水素)等の発想、実験・実証が挙げられます。
また電池と類似した蓄電デバイスであるリチウムイオンキャパシタの負極には、現在も『PAS』が世界中で広く用いられています。
2019年度ノーベル化学賞はリチウムイオン電池の【実用化】でありました。山邊時雄特命教授の研究はそのリチウムイオン電池の実用化を下支えする【基礎的研究】を世界に先駆けて行い、成果は世界的に高く評価されて1997年に『日本化学会賞』を受賞しています。
具体的には、実用化初期のリチウムイオン電池の負極は山邊教授が発見・開発した『PAS(新発見のポリアセン系材料)の一種』であると評価されており、リチウムイオン電池材料の理論的・実験的な発見に大きく寄与しました。最近の成果としては、その発展型であるPAHs(多縮合環芳香族炭化水素)等の発想、実験・実証が挙げられます。
また電池と類似した蓄電デバイスであるリチウムイオンキャパシタの負極には、現在も『PAS』が世界中で広く用いられています。
吉野彰さんと。2020年1月受賞祝賀会で
【長崎県への貢献】
2001年、京都大学から長崎総合科学大学学長として長崎に赴任。
直ちに『新技術創成研究所』を立ち上げ、文部科学省を初めとする、先端研究、産学官連携研究などのプロジェクトを次々と受託。自らも研究を続け、『新技術創成研究所』を最先端研究の基へと成長させました。
また、『新技術創成研究所』は研究者向けのシンポジウムだけでなく、国内外の一流の研究者などを招き、『世界最先端の技術をみんなで学ぼう!』と銘打った一般の方が参加可能な講演会を毎年開催して、研究者のみならず企業関係者、高校生まで広く親しまれています。
2001年、京都大学から長崎総合科学大学学長として長崎に赴任。
直ちに『新技術創成研究所』を立ち上げ、文部科学省を初めとする、先端研究、産学官連携研究などのプロジェクトを次々と受託。自らも研究を続け、『新技術創成研究所』を最先端研究の基へと成長させました。
また、『新技術創成研究所』は研究者向けのシンポジウムだけでなく、国内外の一流の研究者などを招き、『世界最先端の技術をみんなで学ぼう!』と銘打った一般の方が参加可能な講演会を毎年開催して、研究者のみならず企業関係者、高校生まで広く親しまれています。
また、山邊教授は『確かな産業を興す為の基礎科学の重要性』を強く説き、長らく『長崎県科学・産業技術推進機構』の理事長として、県内多くの企業経営者と共に、長崎県の科学・産業技術向上に尽力。さらには産学官連携事業である「東長崎エコタウン構想」の主宰者として東長崎地区の活性化に努めました。
【長崎県HPプレスリリース】
http://www.pref.nagasaki.jp/press-contents/432128/
http://www.pref.nagasaki.jp/press-contents/432128/