研究員
海洋エネルギー研究センター
- 部門長・ 教授
- センター長 松岡 和彦
- 所属
- 海洋エネルギー研究センター, 海洋エネルギーセンター長,AI応用研究センター, 海洋・複合新技術部門, 長崎総合科学大学大学院、長崎総合科学大学船舶工学コース
- 研究分野
- 船殻構造強度,船舶設計システム,船体構造の合理化及び長寿命化に関連する研究,熟練者技能継承のための匠の技シミュレータシステム開発に関する研究,中小造船所の生産効率化に関する研究
- 研究内容
- 近年,コンピュータの発達に伴い,船舶や海洋構造物の ような大型構造物の設計には,CADやCAEを利用しなが ら効率良く設計を進めることが不可欠になっている。そこで,建造コストの大きな要因を占める船殻構造の設計に着 目し,構造強度の信頼性が高く,設計や建造の知識を組み 込んだ,設計者の意思決定を支援する新しい船舶設計システムについて研究する。また中小造船所の建造効率化に関する研究や生産性向上に関する相談にも対応します。
- 教授
- 松井 信正
- 所属
- 海洋エネルギー研究センター, AI応用研究センター, 電気電子情報部門, 長崎総合科学大学大学院
- 研究分野
- スマートグリッド,VPP(Virtual Power Plant),エネルギーマネージメント,電力制御,モデルベース開発(制御設計)
- 研究内容
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スマートグリッドとは,経済性向上図りながら、CO2排出量の削減などの環境保全を行い,かつ,電力安定の同時達成を目指した技術である。
そのために,化石燃料由来の発電システム、環境に優しいグリーンエネルギーデバイス,さらにICT技術を融合させたエネルギーマネージメントの研究を行っている。
この研究を,発電・送電網の大規模グリッド,ビル(BEMS)や工場(FEMS)のマイクログリッド,さらに住宅地域や家庭内(HEMS),さらに災害拠点病院やクリニックに適用し,来るべきスマート社会を目指している。
- 教授
- 蒲原 新一
- 所属
- 海洋エネルギー研究センター, 環境・エネルギー部門, 長崎総合科学大学大学院
- 研究分野
- 環境情報学 環境マネジメント,環境情報データの収集と可視化に関する研究,持続可能な開発にかかわる評価システムに関する研究
- 研究内容
- 持続可能で豊かな社会へ向けて,持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development; ESD) を実践していくための環境や市民参加の枠組みの構築およびその支援に取り組んでいる。その過程において,観察に より知見を得ること,そして量的および質的な情報を獲得 することにより解釈や評価手法について研究を進める。
- 教授
- 本田 巌
- 所属
- 海洋エネルギー研究センター, 海洋・複合新技術部門長, 長崎総合科学大学
- 研究分野
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振動・音響解析及び応用技術に関する研究
1) 固体音伝搬解析(統計的エネルギ解析法,モードエネルギ法他),制振処理技術に関する研究
2) モード解析に基づくエンジンなどの起振力解析,振動伝搬・音響放射解析技術に関する研究
3) 流体/構造連成振動解析に関する研究
4) 振動・音響応用技術に関する研究と状態診断,異常検知・予知技術に関する研究
- 研究内容
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環境負荷低減,機械構造物の信頼性確保・向上の面から振動・騒音解析・低減技術と振動・音響を利用した状態診断技術について研究
1)車両,船舶,航空機,宇宙機器などの低振動・低騒音構造設計技術に関する研究
2)エンジン,ポンプ,電動機等の振動・騒音予測・低減技術
3)信号処理による音源探査・可視化技術
4)風力発電装置,エンジン,油圧機器など機械構造物の診断・機械システムの状態診断・異常検知・予知に関する研究
- 教授
- 石川 曉
- 所属
- 海洋エネルギー研究センター, AI応用研究センター, 海洋・複合新技術部門,産官学連携センタ、日本船舶海洋工学会
- 研究分野
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船舶流体力学
船体抵抗推進
数値流体力学
- 研究内容
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専門分野は船舶流体力学で、主たる研究テーマは「船舶の性能予測法ならびに省エネ船の開発」です。これまでの主な研究実績は、以下の通りです。
1)新船型/省エネデバイス開発と同開発を支援するCFD技術の開発
(対象)VLCC、バルクキャリア、LNC船、LPG船、コンテナ船、客船、RORO船、フェリー
護衛艦、潜水艦、調査船、巡視船、水陸両用車 など
2)氷海技術:海洋構造物に及ぼす氷荷重の研究、北極海航路最適船の開発など。
3)造船所の生産性向上に関する取り組み
1)市場情報を踏まえたビジネスモデルの仮説立案と検証、
2)製品の競争環境を大きく変えることが出来るキー技術、
3)複数に製品・事業に適用可能なプラットフォーム技術の開発、
4)製品の品質・コスト・納期を大きく改善するために必要となる技術の開発、
5)工作現場で困っている課題を解決する技術の開発、
6)製品の抱えるトラブルの本質的要因を解決策の構築、
7)バリューチェーン(営業、設計、製造、調達、サービス等)における課題を解決する技術の開発
【最近の実施したあるいは実施中の共同研究】
1)EEDI規制を踏まえた省エネ船型の性能検証と新しい優秀船型の設計法の検討(2018~2020)
2)上五島石油備蓄基地における新型オイルフェンス膜材の検討(2018~2020)
3)SEP台船の波浪中性能に関する研究(2019~2020)
4)船舶安定運航装置の最適形状に関する研究(2019~)
5)船尾波の尺度影響を考慮した最適船尾形状に関する研究(2019)
6)洋上風車アクセス船の低動揺・低コスト化技術の開発と応用展開(2020)
- 准教授
- 佐藤 雅紀
- 所属
- 海洋エネルギー研究センター, 海洋・複合新技術部門, 電気電子情報部門, 長崎総合科学大学大学院
- 研究分野
- ロボット工学,移動ロボットの開発および運動制御に関する研究,神経回路網を模倣した制御機構に関する研究
- 研究内容
- 様々な環境において活動するロボットを開発し,人間社会において運用することを目指す。例えば,海洋資源の探査が注目されているが,水中における作業は人間にとって危険な作業の一つである。そこで自律型水中ロボット(AUVs)が人間の代わりに作業することが期待されている。そのためには,故障しにくいハードウェアや計測装置,様々な状況に対応できる制御システムが求められる。また,混雑した場所においてロボットを運用するためには,ナビゲーションシステムだけでなく,人間に危害を加えないための安全性についても考えなくてはならない。
- 准教授
- 古野 弘志
- 所属
- AI応用研究センター, 海洋・複合新技術部門, 海洋エネルギー研究センター, 長崎総合科学大学大学院
- 研究分野
- 船体構造,構造設計,最適設計,構造解析,水中ロボット,人工知能
- 研究内容
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近年では,船舶の初期設計段階における最適化プロセスにおいて,数多くの設計案が検討されている。しかしながら,これらの最適化プロセスにおいて有限要素法を用いて船体構造の強度評価を行うことは,計算時間やコンピュータの能力等の観点から困難である。このような背景から,より高性能な最適化設計手法や簡便かつ計算精度の良い簡易強度評価法の開発が望まれている。このため,我々は,遺伝的アルゴリズムやニューラルネットワークを用いた船体構造のための初期最適設計システムや簡易強度評価法の開発を行っている。
【研究テーマ】
・船体構造の簡易強度評価法の開発(降伏/座屈/振動)
・生物学的アナロジーを用いた知識・学習エンジンによる船体構造分野での設計予測/設計自動化/
パラメトリック最適化
・遺伝発生による人工知能(AI)の生成と船体構造設計支援システムの構築
・商品開発段階における船体構造部材配置の最適設計案探索
・強潮流下稼働可能型海中ロボットの研究開発
・その他(船級協会規則/船殻基本図・詳細図/FEM解析)
- 准教授
- 中道 隆広
- 所属
- 海洋エネルギー研究センター, 環境・エネルギー部門, 長崎総合科学大学大学院
- 研究分野
- 環境分析 環境化学 高効率メタン発酵技術に関する研究 廃棄物系バイオマス利活用の研究 排水処理における有害物質除去法の研究
- 研究内容
- 地球環境問題を解決するための研究開発を行う。その中でも大気,水質や土壌の汚染防止技術のための環境保全技術や環境分析について研究を行う。
- 助教
- 市瀬 実里
- 所属
- 基礎科学部門, 海洋エネルギー研究センター, 長崎総合科学大学
- 研究分野
- 分子生物学、神経科学、医療福祉学、精神保健福祉学、生命倫理学
- 研究内容
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神経発達症(LD・発達障害)における遺伝的素因に関する研究
高等教育機関における発達障害支援システム構築の検討
- 客員教授
- 野瀬 幹夫
- 所属
- 海洋・複合新技術部門, 海洋エネルギー研究センター, 長崎総合科学大学大学院
- 研究分野
- 構造システム,構造解析,波浪中における横断面の反りを考慮した縦の全体強度理論および実用化システムに関する研究,グラフ理論による構造解析用実用化システム概念の構築に関する研究,造船3D-CADを用いた迅速な初期構造設計システムに関する研究,高速翼走をめざした人力水中翼船の研究開発
- 研究内容
- 最近,船舶などの大型構造物の初期計画や概念設計の段階において,多くの構造の設計候補案から短期間に,高精度に低コスト,簡便で最適な設計が求められている。この設計段階に常に有限要素法による大規模な構造解析を用いて設計を行うことは容易ではない。そこで,板・骨構造物や薄板構造物の初期計画・設計に必要とされる簡便で高精度な構造解析ならびに新しい概念を導入した構造解析の実用化システムの考え方や手法について研究する。
- 客員教授
- 木下 健
- 所属
- 海洋・複合新技術部門, 海洋エネルギー研究センター, 長崎総合科学大学大学院
- 研究分野
- 海洋再生エネルギー利用 海事流体力学
- 研究内容
- 地球温暖化とエネルギー自給率の観点から,将来を見越した中長期的に最大のエネルギー源とされる海洋再生エネルギー利用の推進をしている。中央政府の行う政策的課題,関連事業者が行うインフラやサプライチェーンの戦略的整備の課題,さらに西欧等の先進国に追いつくための戦略的振興策を検討し,海洋エネルギーの社会実装の研究をしている。海洋構造物の運動,挙動についての研究も行っている。