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石川 曉 | Institute for Innovative Science and Technology
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  • AI Application Research Center
  • Professor 石川, 曉
  • AI Application Research Center
  • Affliation
  • 海洋エネルギセンター長,産官学連携センタ、海洋・複合新技術部門、AI応用研究センタ、日本船舶海洋工学会
  • Field of Research
  • 船舶流体力学
    船体抵抗推進
    数値流体力学
  • Research
  • 専門分野は船舶流体力学で、主たる研究テーマは「船舶の性能予測法ならびに省エネ船の開発」です。これまでの主な研究実績は、以下の通りです。
    1)新船型/省エネデバイス開発と同開発を支援するCFD技術の開発
     (対象)VLCC、バルクキャリア、LNC船、LPG船、コンテナ船、客船、RORO船、フェリー
          護衛艦、潜水艦、調査船、巡視船、水陸両用車 など 
    2)氷海技術:海洋構造物に及ぼす氷荷重の研究、北極海航路最適船の開発など。
    3)造船所の生産性向上に関する取り組み
     1)市場情報を踏まえたビジネスモデルの仮説立案と検証、
     2)製品の競争環境を大きく変えることが出来るキー技術、
     3)複数に製品・事業に適用可能なプラットフォーム技術の開発、
     4)製品の品質・コスト・納期を大きく改善するために必要となる技術の開発、
     5)工作現場で困っている課題を解決する技術の開発、
     6)製品の抱えるトラブルの本質的要因を解決策の構築、
     7)バリューチェーン(営業、設計、製造、調達、サービス等)における課題を解決する技術の開発 

    【最近の実施したあるいは実施中の共同研究】
    1)EEDI規制を踏まえた省エネ船型の性能検証と新しい優秀船型の設計法の検討(2018~2020)
    2)上五島石油備蓄基地における新型オイルフェンス膜材の検討(2018~2020)
    3)SEP台船の波浪中性能に関する研究(2019~2020)
    4)船舶安定運航装置の最適形状に関する研究(2019~)
    5)船尾波の尺度影響を考慮した最適船尾形状に関する研究(2019)
    6)洋上風車アクセス船の低動揺・低コスト化技術の開発と応用展開(2020)
研究活動
- 主な研究活動
  • 船尾波の尺度影響を考慮した最適船尾形状に関する研究(2019年度戦略的研究予算)
  • 2019年度戦略的研究予算
    水槽試験は、実船とフルード数が一致する条件で行うので自由表面流れ(造波現象)は相似になるとされている。しかしながら、レイノルズ数は実船の条件と一致しないので、粘性に起因する境界層流れなどは相似とならず、尺度影響が現れる。このような尺度影響に関する研究は、その影響が強く表れる船尾の境界層流れ、粘性抵抗や自航要素、船尾付近に設置される性能向上デバイスの省エネ効果などについて、これまでに多くの研究がなされている。一方で、フルード則に従うとされている造波現象においても、境界層が厚くなる船尾付近の波高においは実船と相似にならないことが知られているが、この船尾波に対する尺度影響を論じた論文はあまりない。そこで、本論文では、シリーズ60船型を対象に船尾波の尺度影響をCFDで評価することとした。あわせて、船尾形状と船尾造波、ならびに抵抗特性との関係を調べ、船尾波の尺度影響が最適船尾形状にどのような影響を与えるかについて検討した。
  • EEDI規制を踏まえた省エネ船型の性能検証と新しい優秀船型の設計法(2018~2020)
  • 流体テクノ(株)殿との共同研究
    昨今の環境規制の強化の一環として、本年4月にIMO(国際海事機構)がGHG削減のための規制強化を発表し、今後、造船所/海運業界は、新船型の市場投入の際、一段と厳しくなった省エネ性能規制値のクリアが要求されることになる。このような状況を鑑み、このような状況を鑑み、大学の研究活動においても、優秀船型の開発あるいはその設計法の構築などが重要なテーマである。
     今回の流体テクノ(株)殿との共同研究では、流体テクノ(株)殿にて設計・検討される新船型について、弊学の試験水槽を活用して模型船による抵抗試験を実施する。流体テクノ(株)殿は、水槽試験を実施することで新たに設計した新船型の推進性能に関する詳細データを取得するとともに、その性能の検証を実施する。本学は、本共同研究で実施するいくつかの水槽試験の事例に関する情報を踏まえ、新しい優秀船型の設計法の基本的な考え方の整理を試みる。
  • 上五島石油備蓄基地における新型オイルフェンス膜材の検討(2018~2020)
  • 三菱重工海洋鉄構(株)殿と共同研究
    上五島石油備蓄貯蔵船におけるオイルフェンス用の膜材について,そのライフ・サイクル・コストの大幅削減を狙った新膜材を開発中で、5か年計画で新膜材実証試験を推進、以下を実施中。
    1)現地での実証試験用膜材の状況確認、
    2)昨年度までの実証試験にて明らかとなった課題に対する対策の検討、
    3)コスト・インパクトの再評価、
    4)実用性評価
    上記のうち、本学は、上記のうち、3)コスト・インパクトの再評価、4)実用性評価 を実施中である。
  • SEP台船の波浪中性能に関する研究(2019~2020)
  • 協和機工株式会社殿との共同研究。
    これまでに検討例が少ない比較的小型のSEP台船の波浪中性能に関し、水槽試験により、その波浪中の動揺特性、特にレグが海底に近接する場合の挙動を把握した。
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